製品情報
鋳型内ガス圧測定器
CastioI
生産性次世代レベルに
試作段階で鋳込み作業時に発生するガス圧を測定することで、
方案設計で最も重要なガス通気孔の数および設置箇所の妥当性の検証が可能になり、
量産展開時に発生する欠陥を未然に防ぐことができます。
量産展開時に発生し続ける解決困難な欠陥にも、
ガス圧を測定することで抜本的な欠陥対策が可能となります。
概要
鋳鉄鋳物産業が直面している課題に鋳造欠陥率が高いことがあげられます。
欠陥率が高いのは鋳込み作業中や鋳込み作業後に鋳型内で発生するガスが非常に大きな要因の一つです。
A-M欠陥分類法における約60%にもおよぶ欠陥は鋳型内で発生するガスが誘発しています。
鋳型内で発生するガスが誘発する欠陥項目一覧
- A:寸法・形状不良
- 型張り・張り気・型落ち・バリ
- B:引け巣
- 内引け巣・外引け・収縮巣・引け巣・ざく巣・多孔質巣・面引け・皿引け・中子面引け
- C:ガス欠陥
- 吹かれ・ピンホール・裂け目上欠陥
- D:割れ
- 引け割れ
- E:介在物
- 砂かみ・ドロス・すす欠陥
- F:外観不良
- 湯廻り不良・湯境・湯じわ・湯漏れ・きらい・ふくれ肌・さし板・汗
- G:中子不良
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- H:鋳肌不良
- 焼き付け・差し込み・途型すくわれ・途型飛ばされ
- I:組織不良
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- J:破面不良
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- K:強度不良
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- L:工業的性質の不足
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- M:その他
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鋳型内のガス圧を下げガスの発生時間を短くすることの重要性は認識されながらも試作時に鋳型内のガス圧およびガスの発生時間を測定する手段が存在しませんでした。
そのため量産展開時に予期せぬ解決困難な欠陥が断続的に発生しています。
CastioIはこれらの状況を解決するために開発した鋳型内ガス圧測定器です。